演題

OP-300-1

潰瘍性大腸炎術後回腸嚢炎と回腸嚢粘膜におけるinflammatory cytokine発現との関連

[演者] 大北 喜基:1
[著者] 川村 幹雄:1, 荒木 俊光:1, 長野 由佳:1, 近藤 哲:1, 三枝 晋:1, 問山 裕二:1, 田中 光司:1, 井上 靖浩:1, 井上 幹大:1, 小林 美奈子:1, 大井 正貴:1, 内田 恵一:1, 毛利 靖彦:1, 楠 正人:1
1:三重大学消化管・小児外科

【背景】潰瘍性大腸炎に対する回腸嚢肛門吻合術後において、回腸嚢粘膜のinflammatory cytokineを測定し、回腸嚢炎との関連を検討したので報告する。【対象と方法】術後回腸嚢内視鏡により回腸嚢粘膜を採取できた22例を対象とした。回腸嚢炎の診断にはmodified pouchitis disease activity index (mPDAI)を用いた。これらのサンプルよりtotal RNAを抽出、Real time PCR法でIL-1b,IL-6, IL-8, TNF-αの発現を測定し術後回腸嚢炎発症群と非発症群で比較した。【結果】22例のうち、回腸嚢炎を発症した症例は7例であった。術後回腸嚢炎発症群は、非発症群より有意にIL-6が高値であった。またIL-1bは回腸嚢炎発症群で発現が高い傾向がみられた。回腸嚢粘膜におけるIL-6の発現は血清CRP値、mPDAI値と正の相関がみられた。【結語】IL-6およびIL-1bは潰瘍性大腸炎術後回腸嚢炎の発症に関連する可能性が示唆された。
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