演題

OP-299-7

大腸癌におけるrRNA転写因子TTF-1の臨床的意義と癌進展における役割について

[演者] 上田 正射:1
[著者] 南原 翔:1, 小松 久晃:1, 高野 裕樹:1, 新田 吉陽:1, 井口 友宏:1, 江口 英利:1, 杉町 圭史:1, 土岐 祐一郎:2, 森 正樹:2, 三森 功士:1
1:九州大学病院別府病院外科, 2:大阪大学消化器外科

【背景】TTF-1 (Transcription termination factor, RNA polymerase Ⅰ)は、リボソームRNAの転写に関与する。【目的】大腸癌のTTF-1の臨床的、機能的意義を明らかとする。【方法】大腸癌140例の癌、正常組織にqRT-PCRを施行し、TTF-1の発現を定量。大腸癌細胞株にTTF-1を高発現させ、MTT assayを施行。TTF-1にGene set enrichment analysis (GSEA)を施行した。【結果】癌は正常組織よりTTF-1の発現が高く、TTF-1高発現群は予後不良であり、リンパ管と脈管侵襲が多かった。TTF-1高発現株は有意に増殖能が亢進した。GSEAからTTF-1の発現がRAS、MYCの遺伝子群と有意に相関していた。【考察】TTF-1は、RASやMYCの発現と相関し増殖能を亢進させ、治療の標的となることが示唆される。
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