演題

OP-299-6

大腸癌における8q24多型と糖尿病の遺伝環境相互解析による発癌関連遺伝子の同定

[演者] 杉町 圭史:1
[著者] 江口 英利:1, 上田 正射:1, 南原 翔:1, 小松 久晃:1, 高野 裕樹:1, 新田 吉陽:1, 井口 友宏:1, 山口 類:2, 新井田 厚司:2, 宮野 悟:2, 森 正樹:3, 前原 喜彦:4, 三森 功士:1
1:九州大学病院別府病院外科, 2:東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター, 3:大阪大学消化器外科, 4:九州大学消化器・総合外科

【背景】8q24(rs6983267)遺伝子多型と糖尿病(DM)の交互作用が大腸発癌に関与する分子機構を明らかにすることを目的とした。【方法】大腸癌146例にて8q24 多型、MYC遺伝子コピー数、遺伝子発現マイクロアレイを解析し、8q24多型とDMで共起して発現する遺伝子を同定した。validation用132例にて同定した遺伝子発現とその臨床的意義を解析した。さらにDMの有無によって発現差がある遺伝子をin silico解析によって抽出した。【結果】 8q24多型と有意に相関する遺伝子群の中から、発現レベルがMYCと有意に相関しDMにより有意に発現差がある遺伝子として、METと Apolipoprotein A4 (ApoA4)遺伝子を同定した。ApoA4強発現は大腸癌の切除後独立予後危険因子であった。大腸発癌において DM罹患と有意に相関するpathwayとしてPPAR-γを同定した。【結語】DM関連大腸発癌の分子機構として8q24遺伝子多型と脂質代謝関連遺伝子の相互作用が同定された。
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