演題

OP-299-5

Fucci systemを用いた静止期維持因子の解析

[演者] 内藤 敦:1
[著者] 植村 守:1, 西村 潤一:1, 畑 泰司:1, 竹政 伊知朗:1, 水島 恒和:1, 山本 浩文:1, 土岐 祐一郎:1, 石井 優:2, 森 正樹:1
1:大阪大学消化器外科, 2:大阪大学免疫細胞生物学

【はじめに】がん幹細胞細はG0期に留まるdormantな性質を有し,既存の治療薬に対する抵抗性を持つ.細胞周期を可視化する蛍光プローブを用いてdormantな細胞の解析を行った.【方法】Fucciプローブをヒト大腸癌細胞株に遺伝子導入し,共焦点顕微鏡を用いて細胞周期の観察をした.FACSを用いて,この細胞株のG1期の細胞群を分離,培養し,12時間培養時点でもG1期のままに留まるdormantな細胞(RR)を再度分離した.さらに活性酸素,sphere形成能,Micro arrayでの発現遺伝子の解析を行った.【結果】共焦点顕微鏡でG1期のまま進まない細胞の存在が見られた(56時間).活性酸素はRRで最も抑制,sphere形成能はRRが最も高かった.またMicro arrayではRRのfold change 2倍以上で518の遺伝子が同定された.【まとめ】G1期のまま留まる細胞はstem様の性質を示した.Micro arrayを用いての発現遺伝子の解析では幹細胞と関わりの深い複数の遺伝子の発現上昇が見られた.
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