演題

OP-299-3

大腸癌予後因子としてのSCGB2A1の検討

[演者] 三宅 祐一朗:1
[著者] 宗方 幸二:1, 植村 守:1, 西村 潤一:1, 畑 泰司:1, 竹政 伊知朗:1, 水島 恒和:1, 村田 幸平:2, 池永 雅一:3, 池田 正孝:4, 加藤 健志:5, 山本 浩文:1, 土岐 祐一郎:1, 森 正樹:1
1:大阪大学消化器外科, 2:市立吹田市民病院外科, 3:大阪労災病院外科, 4:国立病院大阪医療センター外科, 5:関西労災病院消化器外科

一般に癌における低酸素領域は悪性度に関与しているが、癌のheterogeneityのために純粋な低酸素領域を得る事は難しい。そこで我々は大腸癌患者の肝転移巣から洗練された低酸素領域を採取できるモデルを確立して低酸素誘導性遺伝子の検索をおこなった。今回、低酸素と関係するsecretoglobin, family 2A, member 1(SCGB2A1)に関して検討し大腸癌患者の予後を検討した。大腸癌手術症例222例の癌部のSCGB2A1の発現度におけるdisease-free survivalおよびoverall survivalを検討したところSCGB2A1高発現群で予後不良であり独立予後因子であった。また、大腸癌細胞株(DLD-1,SW480,LoVo)を用いた増殖能、治療抵抗性(化学療法、放射線治療)に関する検討では、SCGB2A1強発現株での増殖能の上昇ならびに治療抵抗性の獲得を認めた。また、SCGB2A1の発現はWnt,Zeb1,Twistの発現と相関性があり、Spere形成能が高く癌幹細胞性との関連が示唆された。
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