演題

OP-299-2

50歳未満大腸癌におけるリンチ症候群のスクリーニング:ミスマッチ修復タンパクに対する免疫染色の有用性と臨床応用

[演者] 鈴木 興秀:1
[著者] 福地 稔:1, 近 範泰:1, 田島 雄介:1, 熊谷 洋一:1, 石橋 敬一郎:1, 持木 彫人:1, 石田 秀行:1, 岩間 毅夫:1, 江口 英考:2, 岡崎 康司:2, 隈元 謙介:3
1:埼玉医科大学総合医療センター消化管・一般外科, 2:埼玉医科大学ゲノム医学研究センター, 3:福島県立医科大学器官制御外科

【背景】リンチ症候群(LS)の2次スクリーニングにはミスマッチ修復(MMR)タンパクに対する免疫染色(IHC)があるが,国内外でほとんど検討されていない.【対象・方法】当科で原発巣の切除を受けた50歳未満の初発大腸癌(CRC) 110例に対し,IHCを用いてMMR遺伝子( MLH1,MSH2,MSH6,PMS2 )タンパクの発現を解析し,臨床病理学的因子との関係について検討した.【結果】1種類以上のMMRタンパクの欠失を11例(10%)に認めた.MMRタンパクの欠失に対する多変量解析で,右側発症,改定ベセスダガイドライン陽性項目数3以上,低分化腺癌がMMRタンパクの欠失を認める有意な因子として抽出された.術前から同定し得る3因子の組み合わせによるROC曲線下面積(AUC)は0.898であった.【結論】MMRタンパク欠失の危険因子を有する50歳未満CRCの生検材料からIHCを行い,術前にLSが確定できれば術式のオプションを提示することができる.
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