演題

OP-298-6

慢性腎不全維持透析患者に対する大腸癌手術症例の検討

[演者] 木村 慎太郎:1
[著者] 諸原 浩二:1, 保田 尚邦:1, 小峯 知佳:1, 渡辺 裕:1, 平方 智子:1, 岡田 朗子:1, 家田 敬輔:1, 吉田 武史:1, 和田 渉:1, 大澤 秀信:1, 片山 和久:1, 鈴木 秀樹:1, 田中 司玄文:1
1:伊勢崎市民病院外科

【はじめに】維持透析患者に対する大腸癌手術症例につき検討を行ったので報告する。【対象と方法】2008年以降当院で施行した大腸癌初回手術症例748例のうち、維持透析中の患者9例を対象とした。【結果】平均年齢64.1歳、男女比は7:2であった。腎不全の原疾患は糖尿病性腎症が4例と最多であり、平均透析期間は41.7か月であった。併存疾患では高血圧症を8例、糖尿病を6例で認めた。術前血液検査では8例で貧血、6例で低Alb血症、全例でBNP高値を認めた。手術は全例開腹で行い、8例で一期的に切除・吻合を行った。リンパ節郭清はD2以上が8例であり全例が根治度Aであった。Clavien-Dindo分類GradeⅢ以上の合併症は認めず、平均在院日数は10.6日であった。【結語】維持透析患者は周術期管理において多数の問題点を抱えるが、術前の十分な精査や厳密な全身管理にて安全性を向上させることで、根治度を損なうことなくQOLを考慮した治療方法の選択が肝要と考えられた。
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