演題

OP-298-5

大腸癌外科切除例における末梢血好中球/リンパ球比(NLR)に関する検討

[演者] 渡部 晶之:1
[著者] 遠藤 俊吾:1, 五十畑 則之:1, 高間 朗:2, 添田 暢俊:2, 浅野 宏:2, 斎藤 拓朗:2, 冨樫 一智:1
1:福島県立医科大学会津医療センター小腸大腸肛門科, 2:福島県立医科大学会津医療センター外科

【目的】大腸癌治癒切除例と原発巣切除のみを行った非治癒切除例の術前後のNLRを検討し,prognostic nutritional index(PNI)との相関についてもみた.【方法】2012年4月~2014年7月の大腸癌手術例のうち,重複癌症例,術前化学療法例を除く132例を対象とした.NLRとPNIは,術前はイレウス時や内視鏡治療直後は除外し,術後は退院後4~8週後に評価した. 【成績】治癒切除例と非治癒切除例で術前NLRに差はなかったが,術後NLRは非治癒切除例で有意に高値であった.切除によるNLRへの影響をみると,治癒切除例では術後NLRが有意に低値となったが,非治癒切除例では術前後のNLRに差はなかった.切除によるPNIの変化は治癒切除例,非治癒切除例両群で認めなかった.NLRとPNIは術前後とも有意な負の相関を示した.【結論】NLRは治癒切除により低下したが,非治癒切除では変化しなかったことから,大腸癌においてもNLRは担癌状態のマーカーとなる可能性が示唆された.
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