演題

OP-298-2

当科における若年者大腸癌症例の臨床病理学的検討

[演者] 木庭 遼:1
[著者] 植木 隆:1, 川元 真:1, 森山 大樹:1, 梁井 公輔:1, 真鍋 達也:1, 田中 雅夫:1
1:九州大学臨床・腫瘍外科

【目的】40歳未満の若年者大腸癌症例の特徴を明らかにするため臨床病理学的検討を行った。【対象】1996年から2013年までに当科で施行した大腸癌切除例1432例中、40歳未満の若年者症例(Y群)39例と、大腸癌好発年齢群(50歳-74歳:NY群)897例について検討した。【結果】Y群は男性16例、女性23例で女性に多い傾向があった。発生部位は右側結腸が優位に少なかった。肉眼型・組織型には有意差はなく、深達度ではT4以上の症例が多い傾向にあった。病期ではStageⅢ以上の進行癌が多く、手術においては非治癒切除例が多かった。また全5年生存率はY群62.8%、NY群77.7%とY群が優位に低かったが、StageⅠ⁻Ⅲにおける5年生存率・無再発生存率に有意差は認めなかった。【結論】若年者大腸癌は進行癌が多く予後不良であったが、StageⅠ⁻Ⅲに関しては全生存率、5年無再発生存率ともに有意差はなく、早期発見しえれば非若年者大腸癌と同等の予後が得られると考えられた。
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