演題

OP-298-1

大腸粘液癌における臨床病理学的検討

[演者] 石曽根 聡:1
[著者] 小山 誠:1, 杉山 聡:1, 荒井 義和:1, 竹内 大輔:1, 北澤 将人:1, 鈴木 彰:1, 宮川 雄輔:1, 宮川 眞一:1
1:信州大学消化器外科

【背景・目的】当院で経験した大腸粘液癌症例の臨床病理学的な検討と予後因子を検討した。【対象と方法】2004年から2012年までの間に治療を行った大腸癌症例544例のうち、粘液癌と診断された24例を対象とし、分化型腺癌例と比較検討を行った。【結果】治癒切除が可能であった症例は15例であり9例は非治癒切除もしくは切除不能であった。分化型腺癌469例との比較検討において、粘液癌は有意に腫瘍径が大きく、壁深達度が深く、腹膜播種を伴う割合が多いという結果であった。5年生存率は分化型腺癌が75.5%であるのに対して、粘液癌は49.1%と不良であり、予後因子解析では腹膜播種陽性が予後不良因子となった。【結語】大腸粘液癌は分化型腺癌に比べ腫瘍径が大きく、深達度が深い症例が多い。非治癒切除となる割合が高く、予後不良な疾患であった。分化型腺癌とは異なる治療方針を考慮する必要もある。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版