演題

OP-297-6

切除不能進行再発大腸癌症例における好中球/リンパ球比の予後予測因子としての検討

[演者] 白畑 敦:1
[著者] 安達 奏:1, 筋師 健:1, 橋本 清利:1, 三浦 康誠:1, 大山 真有美:1, 早稲田 正博:1, 鈴木 哲太郎:1, 高坂 佳宏:1, 松本 匡史:1, 石田 康男:1
1:横浜旭中央総合病院外科

(はじめに)近年炎症反応の指標である好中球/リンパ球比(N/L比)が多種の癌で生存率の予後予測因子となりうることが報告されてきている。(対象)当院にて切除不能進行・再発大腸癌の診断で化学療法を施行した41名を対象とした。平均生存期間中央値(MST)は652日であった。方法)生存期間が652日未満を対照群、652日以上を判別群としROC曲線からN/L比のcut off値を算出し臨床病理学的検討をした。(結果)N/L比の平均値は5.33±13.9で臨床病理学的因子との比較では、白血球、アルブミン値、CRP値の3因子と相関を認めた。Cut off値は2.77で(感度71.4%、特異度80.0%、尤度比3.57、オッズ比2.77、AUC0.71)、2.77以下が19例(低値群)、以上が22例(高値群)だった。低値群のMSTは765日、高値群は535日で有意差を認めた。(考察)N/L比が切除不能進行再発大腸癌において予後予測因子となることが示唆された。簡便・安価に測定でき有用なマーカーとなる可能性がある。
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