演題

OP-296-4

根治切除不能StageIV大腸癌に対する治療成績

[演者] 中村 信治:1
[著者] 小山 文一:2, 植田 剛:1, 錦織 直人:1, 井上 隆:1, 川崎 敬次郎:1, 尾原 伸作:1, 中本 貴透:1, 藤井 久男:2, 中島 祥介:1
1:奈良県立医科大学消化器・総合外科, 2:奈良県立医科大学中央内視鏡・超音波部

【はじめに】今回我々は根治切除不能StageIV大腸癌に対する治療成績を検討した.【方法】2008年から2012年の5年間に当科で経験した根治切除不能StageIV大腸癌70例を対象とし,原発巣切除の有無,化学療法/手術先行,化学療法の有無,転移部位個数,腫瘍マーカー等の諸因子につき生存期間との関連を検討した.【結果】平均年齢は65.5歳(23-89),性別は男性31例,女性39例であった.化学療法先行例は18例(25.7%)で,5例は腸閉塞等の理由にて手術移行となった.conversion症例を2例(2.9%)に認めた.統計学的検討では化学療法の有無のみが有意な予後因子であった(p=0.0012).【考察】根治術不能StageIV大腸癌に対し化学療法/手術の優先に苦慮することがある.当科での検討では有意差は認めず患者背景や原発巣等により総合的に治療方針を決定している影響が考えられた.また,化学療法非施行例には合併症以外にも社会的因子も含まれており今後の課題と考えられた.
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