演題

OP-296-2

膿瘍合併大腸癌の手術成績

[演者] 森田 俊治:1
[著者] 小森 孝通:1, 谷田 司:1, 広田 将司:1, 髙田 晃宏:1, 大島 一輝:1, 畠野 尚典:1, 野田 剛広:1, 今村 博司:1, 岩澤 卓:1, 赤木 謙三:1, 堂野 恵三:1
1:市立豊中病院外科

【はじめに】大腸癌周囲の膿瘍形成は根治困難の原因となりうる【対象と方法】対象は2002~2013年の大腸癌切除術2323例中、膿瘍合併した65例(2.8%)。手術成績を後方視的に検討した。【結果】壁深達度はT2 (1), T3 (10), T4a (10), T4b (44)で、StageはII (32), IIIa (12), IIIb (6), IV (15)。根治度はCurA (45), CurB (3), Cur C(17)。33例(50.8%)に化学療法が行われた。術後在院日数中央値は16日で、SSI合併を14例(表層9、深部1、臓器4)に認めた。全症例の5年生存率は50.1%で、CurA+CurBの5年生存率、5年無再発生存率はそれぞれ59.5%、50.8%であった。膿瘍腔を全切除したCurA症例 (7)の1年無再発生存率も57.1%と不良であった。術時膿瘍腔非開放 (12)および開放例 (7)の5年無再発生存率はそれぞれ61.3%と64.3%であった。【考察】手術による根治性向上に限界があることが考えられ、化学療法などの集学的治療の必要性が示唆される。
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