演題

OP-295-3

術前CRP値高値を呈する大腸癌の臨床病理学的意義に関する検討

[演者] 阿尾 理一:1
[著者] 上野 秀樹:1, 神藤 英二:1, 梶原 由規:1, 久保 徹:1, 深澤 智美:1, 末山 貴浩:1, 渡邉 智記:1, 米村 圭介:1, 白石 壮宏:1, 山本 裕之:1, 山本 順司:1, 長谷 和生:1
1:防衛医科大学校外科

pT3大腸癌症例を対象としてC反応性蛋白(CRP)と臨床病理学的因子との関連および予後に関する検討を行った。2001年10月から2003年8月までの期間に当施設において外科的切除されたpT3大腸癌116例(Stage II:60例、Stage III:44例、Stage IV:12例)を対象とした。結果は、65歳以上は65歳以下に比べて(P=0.004)、結腸癌は直腸癌に比べて(P=0.022)、腫瘍径において45mm以上は45mm以下に比べて(P=0.006)有意にCRP値が高値であった。また術前CRP高値群は低値群に比べて有意に予後不良であった(5年全生存率:65.2% vs 89.9% p=0.0013)。リンパ管侵襲程度、静脈侵襲程度、リンパ節転移の有無、遠隔転移の有無も生存率と相関したが、多変量解析ではCRP高値(HR:3.1, P=0.0071)、静脈侵襲高度(HR:3.2, P=0.0129)、遠隔転移の存在(HR:5.6, p=0.0007)が選択された。pT3大腸癌において、術前CRP高値は不良な予後を示唆する所見であった。
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