演題

OP-292-6

間葉系幹細胞分泌因子添加による小腸移植成績の改善

[演者] 笠原 尚哉:1
[著者] 寺谷 工:2, 土井 淳司:3, 藤本 康弘:3, 上本 伸二:3, 佐田 尚宏:1, 安田 是和:1, 小林 英司:2
1:自治医科大学消化器一般外科, 2:自治医科大学動物資源開発部門, 3:京都大学肝胆膵・移植外科

【目的】我々は各臓器の虚血再潅流障害に対する間葉系幹細胞(MSC)の有効性について検討してきた。MSC分泌因子が有効である事を小腸保存の実験から既に明らかにしている。今回はMSC分泌因子を添加した保存小腸グラフトを移植して機能や成績を検討した。【材料・方法】Luciferase-transgenic LEWラットの小腸をグラフトとして用いた。MSCは野生型LEWラットの皮下脂肪から樹立した。MSC分泌因子を分子量により5分画にわけてUW液に終濃度1%になるように添加した。4℃冷保存して異所性移植した。移植後経時的にIVISで発光輝度測定を行い、病理組織を作成した。【結果】添加群で長時間冷保存されたグラフトは生着した。免疫染色では小腸の組織構造が保持されている事も判明した。【結語】臓器保存液にMSC分泌因子を添加することで小腸グラフトの「保存効果の改善」・「移植成績の向上」が明らかとなった。
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