演題

OP-292-1

小児腹膜炎における汚染手術での術後癒着軽減への挑戦~ PLAナノシートの癒着防止効果の特徴~

[演者] 檜 顕成:1
[著者] 齋藤 晃広:2, 木下 学:3, 谷水 長丸:1, 宮崎 裕美:4, 北川 大輝:1, 小岩井 和樹:1, 青笹 季文:1, 山崎 民大:1, 守屋 智之:1, 野呂 拓史:1, 小野 聡:5, 齋藤 大蔵:4, 武岡 真司:2, 長谷 和生:1, 山本 順司:1
1:防衛医科大学校外科, 2:早稲田大学先進理工学研究科, 3:防衛医科大学校免疫・微生物学, 4:防衛医科大学校防衛医学研究センター外傷研究部門, 5:東京医科大学八王子医療センター 特定集中治療部

小児の外傷治療の成否はその後の一生に影響を与えるためQOLを見据えた治療が必要となる。特に腹部外傷時の消化管穿孔などの汚染手術では術後の癒着が患児のQOLを左右するが、汚染手術で使用可能な癒着防止剤は未だない。汚染部位へ使用可能な癒着防止剤PLAナノシートを開発し有用性をみた。【方法】マウスを無処置群、ナノシート群、セプラフィルム®群に分け、腸管漿膜の剥離部位にナノシートやセプラフィルム®を貼り、癒着程度をみた。感染性炎症惹起能評価はこれらを貼った漿膜に大腸菌を塗布し菌増殖を比較した。【結果】ナノシート群とセプラフィルム®群共に癒着はほとんど無かった。更にナノシート群はセプラフィルム®群に比べ菌増殖は有意に低かった。【結論】ナノシートを癒着防止剤として感染部位で使用できる可能性が示唆された。小児腹膜炎における汚染手術で使用できれば術後の腸管癒着が軽減され患児のQOLを大きく高めると期待された。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版