演題

OP-290-4

直腸がんに対する術前温熱化学放射線療法における、手術までの長期インターバルによる治療効果の病理組織学的検討

[演者] 加藤 寿英:1
[著者] 藤井 孝明:2, 井出 宗則:3, 堤 荘一:2, 内藤 浩:1, 浅尾 高行:2, 小山 徹也:3, 桑野 博行:2
1:社会保険群馬中央総合病院外科, 2:群馬大学病態総合外科, 3:群馬大学病理診断学

局所進行直腸に対し、術前HCRTを施行した48例を対象に,術前治療から手術までの期間を70日で分け、短期間群(25人)と長期間群(23人)で病理組織学的治療効果、腫瘍のアポトーシスや増殖能、p53発現を評価し検討した。 治療前病期と手術検体での病理学的病期を比較すると、T-stageのdown-stagingは、短期間群9人、長期間群18人で得られ、長期間群で優位に高率であった。N-stageでは短期間群9人、長期間群12人でdown-stagingがみられ、有意差はなかった。病理学的CRは、短期間群4人に対し長期間群10人で認められ、優位に長期間群で高率であった。Ki-67やp53の発現に有意差は見られなかった。長期間群では病理学的CR、T-stageにおけるdown-staging率が優位に高率であり、10週以上の長期インターバルはより有効であると考えられる。またKi-67やp53の発現率に差がなかったことから、長期間隔をおくことで腫瘍の再増殖に関しては安全である可能性が示唆された。
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