演題

OP-289-4

当科における高齢大腸癌患者に対する術後補助化学療法の検討

[演者] 川崎 敬次郎:1
[著者] 小山 文一:1, 中村 信治:1, 植田 剛:1, 錦織 直人:1, 井上 隆:1, 尾原 伸作:1, 中本 貴透:1, 藤井 久男:2, 中島 祥介:1
1:奈良県立医科大学消化器・総合外科, 2:奈良県立医科大学中央内視鏡・超音波部

【対象と方法】2005年1月から2013年6月に、当科で初回手術を施行した大腸癌StageⅢの212症例について、74歳以下を非高齢者(139例)、75歳以上を高齢者(73例)と定義し、2群間で比較検討を行った。【結果】高齢者では、非高齢者と比べると、化学療法施行率、初回標準量投与率、 6か月間完遂率のいずれも低く(有意差あり)、治療レジメンの内訳は、非高齢者で注射剤が25%に投与されているのに対して、高齢者では全例が内服剤で手控えられる傾向にあった。また副作用出現率では有意差を認めなかったが、毒性がGrade2以上のものは非高齢者の多くに認められたのに対して、高齢者では、わずかであった。5年生存率は、非高齢者では化学療法施行の有無で有意差を認めたが、高齢者では有意差を認めなかった。死亡原因では、非高齢者の多くが原病死であるのに対し、高齢者では他病死が多かった。【結語】高齢患者に対する術後補助化学療法は慎重に行うべきである。
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