演題

OP-288-5

ベバシズマブ投与中に生じた消化管穿孔5例とその対応

[演者] 高梨 秀一郎:1
[著者] 堤 謙二:1, 大澤 絵都子:1, 中村 靖:1, 荻野 健夫:1, 高橋 剛:1, 町田 健:1, 児玉 ひとみ:1, 清水 喜徳:1, 河村 正敏:1
1:埼玉石心会病院外科

【目的】ベバシズマブ投与中に生じた消化管穿孔症例を提示し、その対応について検討する。【対象】進行再発大腸癌に対して、ベバシズマブを含む化学療法を施行されている患者で、消化管穿孔を発症し当院で治療を受けた5例。【内訳】男性3例女性2例、原発は横行結腸2例、盲腸、S状結腸、直腸各1例。原発非切除2例、K-ras wildのもの2例、ベバシズマブ投与回数3~16回(平均11回)、最終投与からの間隔9~16日(平均11.8日)。【治療と経過】3例に手術を施行、2例は保存的治療で軽快。手術で対応した各3例の経過は、①腹腔鏡下に洗浄を行い、穿孔部位を一時的人工門とし合併症なく退院②開腹手術後早期に創哆開を発症した後に軽快③敗血症性ショックで死亡。全対象のうち退院後化学療法を再開した症例は2例。【考察】消化管穿孔は癌治療の経過に重大な影響を及ぼす。手術適応は慎重に判断し、行う場合は応急的な手術にとどめ、2期的手術も考慮する。
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