演題

OP-288-4

大腸癌化学療法としてのベバシズマブ使用時における腸管穿孔症例の検討

[演者] 柴田 直史:1
[著者] 小林 建司:1, 水藤 元武:1, 佐藤 怜央:1, 安藤 奈菜子:1, 花立 史香:1, 清水 幸雄:1, 松波 英寿:1
1:松波総合病院外科

【目的】ベバシズマブ(B-mab)による重大な有害事象である消化管穿孔につき検討する。【方法】当院でB-mabを使用した切除不能進行再発大腸癌58例のうち消化管穿孔を来たした3例を報告し、臨床病理学的特徴を検討する。【結果】症例1:58歳男性、S状結腸癌、同時性多発転移に対するB-mab+FOLFOX施行。切除標本に原発腫瘍の潰瘍底の中央に1cm大の穿孔部を認めた。症例2:72歳女性、横行結腸癌切除後、肝転移、腹膜播種に対するB-mab+FOLFOX施行。切除標本のS状結腸後腹膜側に膿瘍形成、穿孔を認めた。症例3:49歳女性、S状結腸癌、同時性多発転移に対するB-mab +capeOX施行。切除標本に原発腫瘍の後腹膜穿孔を認めた。58症例中穿孔は3例(5.1%)で、2症例(66.7%)が原発巣を有しており、強い因果関係を示唆していた。【考察】原発巣を有する大腸癌にベバシズマブを使用した際には穿孔が高率に発生することを認識し、十分なICと厳重なフォローアップが必要である。
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