演題

OP-287-2

切除不能大腸癌に対するFOLFOX療法:therapeutic drug monitoringに基づく5-FU投与量調節の有用性

[演者] 宗岡 克樹:1
[著者] 白井 良夫:1, 佐々木 正貴:1, 坂田 純:2, 神田 順吉:3, 若林 広行:3, 若井 俊文:2
1:新津医療センター病院外科, 2:新潟大学消化器・一般外科, 3:新潟薬科大学薬学部薬物治療学

【目的】切除不能大腸癌自験例を対象として,Capitainらの「AUC20~24mg・h/Lを目標として5-FU投与量を調節する個別化化学療法」の有用性をretrospectiveに検討した。【方法】FOLFOX療法施行中に5-FUのTDMを試みた切除不能大腸癌20例を対象とした。5-FU投与日に血清5-FU濃度(ng/ml)を測定し,血清5-FU濃度をグラフ化してAUC (mg・h/L)を求めた。BSAに基づいて5-FUの投与量を決定した非TDM群と20~24mg・h/L のAUCを目標に5-FUの投与量を決定したTDM群とを比較検討した。【結果】治療期間は中央値17か月,MSTは19か月であった。非TDM群のAUCは16.6mg・h/LでTDM群は20.1mg・h/Lであった。非TDM群の奏効率は33%であり,TDM群は63%と向上した。非TDM群ではMST14か月, TDM群ではMST34か月であり,TDM群が有意に良好であった(P=0.036)。【結論】TDMに基づいて5-FU投与量を調節する個別化化学療法は奏効率の向上により生存期間の延長に寄与する可能性がある
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