演題

OP-286-7

pNET肝転移症例に対する分子標的薬治療

[演者] 土川 貴裕:1
[著者] 岡村 圭祐:1, 中村 透:1, 田本 英司:1, 村上 壮一:1, 海老原 裕磨:1, 倉島 庸:1, 七戸 俊明:1, 平野 聡:1
1:北海道大学消化器外科Ⅱ

(背景と目的)当科で経験したpNET肝転移症例について分子標的薬治療を中心とした集学的治療成績を検証する。(対象)2003年1月~2013年9月に当科で経験したpNET症例38例中、多発肝転移に対して分子標的薬治療を行った12例。(結果)男性2例、女性10例。年齢中央値は49歳(35-71歳)。全例異時性または同時性肝転移を伴っていた。原発巣に対して尾側膵切除術を8例に施行、4例では画像診断上原発巣切除不能と判断した。WHO分類上、NET G1 1例、NET G2 11例。分子標的薬としてeverolimus(8例)、sutent(5例)、somatostatin analogue製剤(2例)が使用され、3例にはTACEが併施された。全12症例の観察期間中央値は6ヶ月(1-54ヶ月)で、RECISTによる治療効果判定はPR3例、SD4例、PD4例であった。(まとめ)pNET多発肝転移を伴う症例の集学的治療においては分子標的治療薬が無増悪生存期間の延長に寄与する可能性があるが、今後は治療効果を予測するバイオマーカーの探索などが必要である。
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