演題

当院における心臓移植の成績 −マージナルドナーの観点からー

[演者] 吉川 泰司:1
[著者] 戸田 宏一:1, 仲村 輝也:1, 宮川 繁:1, 福嶌 五月:1, 齊藤 俊輔:1, 吉岡 大輔:1, 齊藤 哲也:1, 上野 高義:1, 倉谷 徹:1, 澤 芳樹:1
1:大阪大学心臓血管外科

【背景】マージナルドナーの観点から当院の心移植成績を検討【対象】心移植60例,心臓ドナー(改正(前)42,(後)102).マージナル因子:50歳以上,心停止,強心剤(7γ以上の強心薬, norepinephrine),EF<55%,LVDd<36mm,female-to-male,心肥大(左室後壁厚≥13mm),size mismatch (recipient/donor体重比<0.8).総計をMFとしPrimary graft failure(PGF)の発症率との関係を検討.【結果】(前)3.7件/年のドナーが(後)25.5件/年と7倍増加.移植非到達例が(前)50%,(後)63%.改正後心移植39例ではPGF11例(VA bypass 4,IABP 7)で, MF0 (9例):0%, MF 1 (10例): 1例(10%), MF2 (16例):7例(44%), MF3 (3例):2例(67%),MF4 (1例):1例(100%)で, PGF症例は有意にMF点数が高かった(p=0.019).【まとめ】本邦ではマージナルドナーの心移植を行わざるをえない状況である.安全に心移植を行うためマージナルの程度をスコア化してマージナルドナーを選択することが重要であると示唆された.
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