演題

OP-286-5

Budd-Chiari症候群における術後肝容積変化と肝機能改善に関する検討

[演者] 稲福 斉:1
[著者] 比嘉 章太郎:1, 戸塚 裕一:1, 安藤 美月:1, 新垣 涼子:1, 前田 達也:1, 喜瀬 勇也:1, 仲栄真 盛保:1, 永野 貴昭:1, 山城 聡:1, 國吉 幸男:1
1:琉球大学胸部心臓血管外科

はじめに:Budd-Chiari症候群(BCS)に対する術後肝機能の改善を手術前後の肝容積変化から検討した。対象と方法:対象症例は13例で、肝硬変5例、肝線維症5例、肝うっ血3例であった。開存肝静脈数は3本3例、2本5例、1本2例、0本3例であった。結果:肝組織型別の縮小量(率)は肝硬変群;134ml(9.6%)、肝線維症群;148ml(2.4%)、肝うっ血群;563ml(26%)であった。開存肝静脈別の縮小量(率)は3本群で21ml(0.3%)、2本群で264ml(10.8%)、1本群で709ml(33.5%)、0本群で 92ml(4.3%)であった。肝縮小率10%以上をA群、10%以下をB群に群別した場合、総ビリルビン値はA群で 1.6mg/dlから0.9mg/dlへ、B群で1.66mg/dlから1.8mg/dlへ推移した。ICG15分値はA群で21.2%から17.0%へ、B群で32.6%から31.0%へ減少した。結語:肝硬変例、全肝静脈閉塞例においても我々の術式によって術後肝容積の縮小が得られた。肝容積縮小率10%以上あれば、術後肝機能改善が期待できると考えられた。
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