演題

OP-286-2

Fast track surgeryの概念に基づく肝切除の周術期管理

[演者] 宮本 敦史:1
[著者] 前田 栄:1, 濱 直樹:1, 原口 直紹:1, 山本 和義:1, 三宅 正和:1, 西川 和宏:1, 宮崎 道彦:1, 池田 正孝:1, 平尾 素宏:1, 関本 貢嗣:1, 中森 正二:1
1:国立病院大阪医療センター外科

【背景・目的】我々は「Fast track surgery」の概念に基づく管理法として、肝切除症例に術前経口補液と早期経口摂取を段階的に導入してきた。【対象・方法】対象は2013年までの開腹肝切除症例207例。術前経口補液導入までを0期、早期経口摂取導入までをⅠ期、早期経口摂取開始以降をⅡ期とし、合併症発生率、術後経過について比較した。【結果】症例数は0期:68例、Ⅰ期:42例、Ⅱ期:97例であった。合併症は0期:20例、Ⅰ期:14 例、Ⅱ期:21例で発生し、0期に対してⅠ期・Ⅱ期で増加することはなく、術前経口補液や早期経口摂取に伴う合併症はなかった。排ガスを認めるまでの期間はⅠ期・Ⅱ期では0期と比較して有意に短かった(各々p=0.01、p<0.01)。術後日数の中央値は0期:10日、Ⅰ期:9日、Ⅱ期:9日で、Ⅰ期・Ⅱ期とも0期と比較して有意差はなかった。【結論】周術期の絶食期間を短くする管理法は肝切除後の腸管運動機能の回復に有用である。
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