演題

OP-285-7

外側区域切除を除く亜区域以上肝切除術における無輸血手術の試み

[演者] 内山 秀昭:1
[著者] 森田 和豊:1, 富川 盛雅:1, 遠藤 和也:1, 立石 雅宏:1, 東 貴寛:1, 是永 大輔:1, 竹中 賢治:1
1:福岡市民病院外科

外側区域切除を除く区域切除以上の肝切除術は、最近のNCDの報告でmortalityが4%と言われ、出血量も多く、安全な手術手技が要求される。当院においての無輸血手術の試みと成績を報告する。2011年4月から2014年7月までに当院で施行された、外側区域切除を除く亜区域切除以上の肝切除術85例を対象とした。スタンバイ輸血は術前Hb値が9 g/dl以下(n=2)、高度心不全症例(n=1)、肝癌破裂症例(n=2)の5例のみ確保し、残りはスタンバイ輸血なしで手術を行った。肝切離はPringle血行遮断下(15分遮断5分解放)に行い、hanging maneuver、肝静脈コントロールを積極的に使用した。出血量の中央値は251ml (25-1691 )で、術中輸血はスタンバイ輸血を確保した5症例と、術中に輸血をオーダーした2症例に行った(輸血率8.2%)。高難度肝切除は、流入流出血行遮断、hanging maneuver、肝静脈コントロールを積極的に用いることによりほとんどの症例で安全に施行可能であった。
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