演題

OP-285-5

C型肝炎SVR後の肝細胞癌(HCC)手術症例の検討

[演者] 内藤 滋俊:1
[著者] 石崎 陽一:1, 松平 慎一:1, 伊能 壮:1, 塚田 暁:1, 徳川 友彦:1, 藤原 典子:1, 須郷 広之:1, 吉本 次郎:1, 今村 宏:1, 川崎 誠治:1
1:順天堂大学肝胆膵外科

【目的】今回、SVR後に発症したHCCに対し、肝切除術を施行した症例の検討を行った。【対象】2002年10月から2014年3月までに肝細胞癌にて当科で初回根治的肝切除術を施行したC型肝炎ウイルス関連HCC163例をSVR後のHCC(SVR群)22例、非SVR或いは未治療のC型肝炎に合併したHCC(NSVR群)141例に分け、検討を行った。【結果】術前の血液検査ではPT、T.Bilに差は認めなったが、血小板数、AST、ALT、Albに関してはSVR群が良好な結果であった。APRIやFIB-4 indexではSVR群が良好な結果となり、切除標本の背景肝の病理学的検討ではSVR群がNSVR群に比べF0-2症例の割合が多かった。腫瘍個数、腫瘍径、脈管侵襲の有無、AFP、PIVKA-2で両群間に差は認めず、無再発生存率、全生存率に両群間の差を認めなかった。【結語】SVR群ではNSVR群に比べ、肝機能や線維化が軽度であった。腫瘍因子に両群間の差は認めず、予後に関してもSVR群とNSVR群に差は認めなかった。
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