演題

改正臓器移植法が、小腸移植にもたらしたものとは ~当科における脳死小腸移植例の検討~

[演者] 工藤 博典:1
[著者] 和田 基:1, 佐々木 英之:1, 風間 理郎:1, 田中 拡:1, 中村 恵美:1, 山木 聡史:1, 鹿股 利一郎:1, 渡邊 智彦:1, 仁尾 正記:1
1:東北大学小児外科

<目的>改正臓器移植法前後における脳死小腸移植の状況・変化について検討した。<対象と方法>①当科で脳死登録した2006年から2013年までを、改正前後に分け、移植実施状況について検討した。②当科での脳死移植登録12件を、登録時期によって改正前後に分け(A群:改正前(8件)、B群:改正後(4件))、転帰について検討した。<結果>①平均ドナー情報件数は前期2件/年、後期26.7件/年、平均移植実施数は前期0.7件/年、後期1.4件/年であった。前期にドナーチームを7回派遣し、うち3回移植を施行した。後期では5回派遣し、5回移植を行った。②A群の脳死移植実施率は75%、B群は50%であった。A群の脳死移植患者の生存率は66%、グラフト生着率は66%、B群はいずれも100%であった。<結語>改正後、移植実施数はさほど増えていなかったが、より状態の良いドナーの選択が可能なため、それが成績向上に反映している可能性が示唆された。
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