演題

OP-285-1

5-アミノレブリン酸を用いた肝細胞癌に対する光線力学診断の有用性

[演者] 西村 真澄:1
[著者] 村山 康利:1, 小菅 敏幸:1, 小西 博貴:1, 森村 玲:1, 小松 周平:1, 塩﨑 敦:1, 栗生 宜明:1, 生駒 久視:1, 中西 正芳:1, 市川 大輔:1, 藤原 斉:1, 岡本 和真:1, 阪倉 長平:1, 大辻 英吾:1
1:京都府立医科大学消化器外科

【諸言】肝細胞癌において癌遺残のない肝切除を行うには、術中の正確な腫瘍存在診断が必要とされる。5-アミノレブリン酸(5-ALA)は癌細胞内で蛍光物質であるプロトポルフィリンIX(PpIX)に代謝蓄積され、励起光を照射すると赤い蛍光が観察される。肝細胞癌に対する本蛍光診断の有用性について検討した。【方法】肝癌細胞株HuH-7を5-ALAで処理後に蛍光顕微鏡で観察した。HuH-7を用いてヌードマウス肝癌モデルを作製し、5-ALA処理後に腫瘍を蛍光顕微鏡で観察した。当院で施行された肝細胞癌手術症例12例を対象とし、術前に5-ALAを経口投与し、術中蛍光観察と、摘出標本の割面を蛍光顕微鏡で観察した。【結果】細胞株、肝癌モデルマウスで、腫瘍に一致して蛍光を確認した。手術症例では、1例で術中に蛍光を認め、11例の摘出標本で腫瘍部位に一致して蛍光が観察された。【結語】5-ALAを用いた蛍光診断は肝癌において、新規の術中診断方法となり得ると考えられた。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版