演題

OP-284-6

過去10年に手術を行った非B非C肝細胞癌の非癌部におけるBrunt分類に基づくNASHによる炎症の活動性と線維化の検討

[演者] 樋渡 清司:1
[著者] 上野 真一:2, 迫田 雅彦:1, 飯野 聡:1, 東 美智代:3, 南 幸次:1, 蔵原 弘:1, 又木 雄弘:1, 前村 公成:1, 新地 洋之:4, 夏越 祥次:1
1:鹿児島大学消化器・乳腺甲状腺外科, 2:鹿児島大学臨床腫瘍学, 3:鹿児島大学人体がん病理学, 4:鹿児島大学保健学科

【目的】日本肝癌研究会の報告では非B非C肝細胞癌(NBNC-HCC)の比率は増加しており、2010年の調査では17.3%である。切除標本を用いNASHを念頭にNBNC-HCCにおける非癌部の病理学的検討を行った。【方法】 過去10年当科において切除が行われたNASHの可能性のある初回治療NBNC-HCC 44例について検討を行った。【結果】脂肪化の割合が10%以上であるものは11症例(25%)であり、その中でBrunt分類に基づいで評価した。炎症の指標であるgradeについてgrade3は1症例、grade2は5症例、grade1は5症例であった。線維化の指標であるstageについてstage4は1症例、stage3は1症例、stage2は7症例、stage1は2症例であった。【考察】今回の検討ではNASHによる進行した線維化と考えられるstage3,4は2症例(4.5%)のみであった。炎症の活動性もgrade3は1症例のみと必ずしも高くなく、NBNC-HCCの発癌原因としてNASH以外の原因検索も考慮しなければならない。
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