演題

OP-284-2

肝細胞癌におけるEFNA1発現の意義

[演者] 松浦 雄祐:1
[著者] 和田 浩志:1, 山本 浩文:1, 金 致完:1, 友國 晃:1, 富丸 慶人:1, 植村 守:1, 浅岡 忠史:1, 丸橋 繁:1, 江口 英利:1, 梅下 浩司:2, 永野 浩昭:1, 土岐 祐一郎:1, 森 正樹:1
1:大阪大学消化器外科, 2:大阪大学周手術期管理学

【目的】低酸素下におけるEFNA1遺伝子とその受容体であるEPHA2の発現を解析し,肝細胞癌切除例における予後との関連を明らかにする.【方法】1) ヒト肝癌細胞株:PLC/PRF/5,HuH7,HepG2,Hep3Bを正常酸素下・低酸素下に培養し,EFNA1の発現をqRT-PCRで比較した.2) 肝細胞癌切除サンプル139例の網羅的遺伝子解析によりEFNA1/EPHA2の発現量を測定し,臨床病理学的因子,無再発生存率,全生存率について比較検討した.【結果】1) 低酸素下において,HuH7,HepG2,Hep3BでEFNA1の発現が誘導された.2)臨床病理学的因子では,EFNA1発現と関連する因子はなく,EPHA2発現と病理学的門脈浸潤が相関する傾向にあった(P=0.0786).EFNA1高発現群では有意に無再発生存期間が不良であった(p=0.011).多変量解析でもEFNA1発現量はHCCの独立した予後因子であった(p=0.0277).【結語】EFNA1はHCCの独立した予後因子であり,治癒切除後の有用な新規予後マーカーとなりえる可能性が示唆された.
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版