演題

OP-284-1

肝細胞癌における高度微小脈管侵襲を予測する血清中exosome内miRNAの同定

[演者] 井口 友宏:1
[著者] 南原 翔:1, 小松 久晃:1, 上田 正射:1, 高野 裕樹:1, 新田 吉陽:1, 江口 英利:1, 杉町 圭史:1, 吉住 朋晴:2, 調 憲:2, 落谷 孝広:3, 前原 喜彦:2, 三森 功士:1
1:九州大学病院別府病院外科, 2:九州大学消化器・総合外科, 3:国立がん研究センター研究所

【はじめに】肝癌移植例の微小脈管侵襲 (mVI)は高悪性度を示すが,良好な予後を示すものもある.肝癌肝移植例におけるmVIの多寡と予後の関連を明らかにする.mVIは術前同定困難であり,mVIを予測する血清中exosome内miRを同定する.【対象/方法】肝癌肝移植142例を検討・分類した.①High mVI(n=38):mVI複数+mVI内癌細胞数>50②Low mVI(n=17): mVIあり,High mVI基準未満③Non-mVI: mVIなし(n=87).High mVIとNon-mVIの移植前血清より精製したexosomeからRNAを抽出し,miR arrayを行った.【結果】High MVIは他の2群と比較し,予後不良であった.High mVIはAFP,PIVKA-IIが高く,腫瘍数が多く,腫瘍径が大きく,低分化例が多かった.High mVIにおいてmiR-22, miR-92a, miR-1231, miR-4437の発現が高く,miR-338-5p, miR-4786-5の発現が低かった.【考察】High mVIは,肝癌移植後の予後予測に有用であり,PI3K/Akt/mTOR経路を活性化するmiR-92aはHigh mVIを術前に同定しうる.
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