演題

OP-283-7

胆道癌外瘻例における胆汁返還の免疫能への影響

[演者] 吉田 優子:1
[著者] 味木 徹夫:1, 松本 拓:1, 村上 冴:1, 篠崎 健太:1, 後藤 直大:1, 浅利 貞毅:1, 木戸 正浩:1, 外山 博近:1, 福本 巧:1, 具 英成:1
1:神戸大学肝胆膵外科

【はじめに】胆道癌外瘻例を対象とし、術前外瘻胆汁返還の有無による凝固能・免疫能への影響について検討を行った。【対象・方法】2011年~2014年閉塞性黄疸に対して胆道ドレナージを留置した肝胆膵領域悪性腫瘍例を対象とし、術前外瘻のみでドレナージを継続した20例と、外瘻+胆汁返還を施行した13例を対象とし、血液生化学・免疫学的データに着目し胆汁返還の有無との関連性を比較した。【結果】肝機能は両群とも減黄に伴って改善した。炎症反応、腎機能は両群ともに明らかな変動は認めなかった。外瘻群ではPT-INRは変動がなかったのに比し、胆汁返還群では返還後次第に減少し2週間目で有意に改善した。全身免疫能の指標となるConA・PHAは、胆汁返還群で返還後次第に上昇したが外瘻群では明らかな改善を認めなかった。【結論】閉塞性黄疸外瘻例において、胆汁返還例は胆汁返還非施行例と比較して凝固能及び全身免疫能改善の観点より優れていると考えられた。
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