演題

OP-283-1

DNA相同組換え修復阻害は胆道癌におけるゲムシタビン感受性を増加させ癌幹細胞分画を減少させる

[演者] 中島 慎介:1
[著者] 小林 省吾:2, 和田 浩志:1, 友國 晃:1, 富丸 慶人:1, 浅岡 忠史:1, 濱 直樹:1, 川本 弘一:1, 丸橋 繁:1, 江口 英利:1, 永野 浩昭:1, 土岐 祐一郎:1, 森 正樹:1
1:大阪大学消化器外科, 2:大阪府立成人病センター消化器外科

【背景】胆道癌に対する主要抗癌剤であるGEMは代謝拮抗性薬剤でありDNAの合成阻害からDNA損傷を蓄積させ効果を発する。そのため、このDNA損傷に対する修復因子の増強は抗癌剤抵抗性の一因と考えられる。また、癌治療において癌幹細胞の抗癌剤抵抗性が示唆されており、胆道癌幹細胞分画(CD24+44+)におけるDNA相同組換え修復因子の発現を評価し、この因子の阻害が胆道癌幹細胞分画やGEM感受性に与える影響を検討した。【方法と結果】樹立したGEM耐性株とGEM短期暴露を行った細胞株いずれにおいてもCD24+44+分画が増加した。FACSにて抽出したCD24+44+分画ではDNA相同組換え修復経路の構成因子が高発現していた。この因子に対するsiRNAを利用した発現抑制とGEMの併用治療を行うと、耐性株において増加していたCD24+44+分画が減少するとともに、GEMの感受性が改善した。【結語】DNA相同組換え修復経路の阻害によりCD24+44+分画が減少し、GEM感受性を改善した。
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