演題

当院における脳死肝移植施行症例と待機症例に関する検討

[演者] 永野 浩昭:1
[著者] 丸橋 繁:1, 和田 浩志:1, 友國 晃:1, 富丸 慶人:1, 浅岡 忠史:1, 濱 直樹:1, 小林 省吾:1, 江口 英利:1, 上野 豪久:2, 奥山 宏臣:2, 梅下 浩司:3, 土岐 祐一郎:1, 森 正樹:1
1:大阪大学消化器外科, 2:大阪大学 小児外科, 3:大阪大学 周手術期管理学

当院における脳死移植希望登録者の転帰と待機状況につき検討した.脳死肝移植登録者272名を対象に,医学的緊急度9/10点,6点につき法改正前後の変化や脳死肝移植施行例(19例)と比較検討した.医学的緊急度は9/10点:43名,8点:3名,6点:151名,1/3点:75名であった.9/10点の43名の転帰は死亡19名,生体肝移植9名,登録抹消7名,脳死肝移植は8名 (18.6%)で,法改正前に2名に,改正後は6名に施行された (有意差なし).待機可能期間は,法改正前は22日 (1-47日),法改正後は9.5日 (0-60日)で,差はなかった.一方,6点の151名は,生存待機中が22名,死亡69名,生体肝移植36名,脳死肝移植10名,抹消 (ミラノ基準外)8名,その他6名であった.生存待機中患者の平均待機期間は761日 (30-2309日)と長く,法改正前後で有意な待期期間の短縮は認められなかった.法改正後も深刻なドナー不足の状況にあり,さらなるドナーアクションが必須である.
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