演題

OP-282-6

胆管癌における腫瘍抑制因子FBXW7発現の臨床病理学的意義

[演者] 石井 範洋:1
[著者] 新木 健一郎:1, 横堀 武彦:1, 塚越 真梨子:1, 渡辺 亮:1, 久保 憲生:1, 和田 聡:1, 鈴木 秀樹:1, 齋藤 文良:1, 桑野 博行:1
1:群馬大学病態総合外科

【目的】FBXW7は細胞周期を抑制する腫瘍抑制因子と考えられており、FBXW7発現は各種癌で予後と関連することが報告されている。今回、胆管癌におけるFBXW7発現の臨床病理学的意義を検討した。【対象と方法】根治切除した肝内・肝外胆管癌100例を対象に免疫染色法にてFBXW7発現を評価し、臨床病理学的因子との関連について解析を行った。【結果】FBXW7低発現は46例、高発現は54例。臨床病理学的因子との関係では、低発現群は低分化癌の傾向があり、肝内胆管癌においては低発現群の腫瘍径は有意に大きかった(P=0.023)。全生存率は低発現群で有意に不良であり(P=0.016)、多変量解析では、FBXW7低発現は独立予後不良因子であった(P=0.006)。また、化学療法未施行群で低発現群は有意に予後不良であったが、化学療法施行群では高発現群と予後に差はなかった。【結語】胆管癌においてFBXW7発現は予後や抗癌剤の効果を予測するマーカーとなる可能性が示唆された。
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