演題

OP-282-2

肝内胆管癌発癌・癌進行におけるSOX9の関与

[演者] 松島 肇:1
[著者] 黒木 保:1, 北里 周:1, 足立 智彦:1, 平山 昴仙:1, 黒島 直樹:1, 日高 匡章:1, 曽山 明彦:1, 藤田 文彦:1, 金高 賢悟:1, 高槻 光寿:1, 木下 直江:2, 江口 晋:1
1:長崎大学移植・消化器外科, 2:長崎大学病理部

【背景・目的】SOX9は正常胆管発生に関与する転写因子である。これまでに我々はIPMNやINBD発癌におけるSOX9関与を明らかにしてきた。今回我々は肝内胆管癌発癌過程、癌進行におけるSOX9の関与について検討した。【対象・方法】(1)肝内胆管癌29切除例での癌部と正常胆管上皮、biliary intraepithelial neoplasia (以下、BilIN)でのSOX9発現を免疫組織学的に検討。陽性細胞数の割合と染色強度により定量化。(2)ヒト肝内胆管癌細胞株にSOX9導入を行い、遊走能、浸潤能に与える影響を検討。【結果】(1)BilINでは正常上皮に比して段階的なSOX9発現の低下を認め、癌部ではBilIN3と比して上昇傾向を認めた。(2) SOX9導入により、遊走能、浸潤能は有意に促進された。またSOX9発現上昇によりE-cadherin低下、Vimentin、α-SMA発現上昇を認めた。【結語】SOX9は肝内胆管癌発癌に関与し、癌浸潤を促進した。SOX9は新たな治療標的となる可能性が示唆された。
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