演題

OP-280-7

肝門部領域癌に対する動脈合併切除を伴う肝切除:肝動脈血流再建における動門脈吻合(APS)と動脈—動脈吻合

[演者] 野路 武寛:1
[著者] 土川 貴裕:1, 倉島 庸:1, 海老原 裕磨:1, 中村 透:1, 田本 英司:1, 村上 壮一:1, 岡村 圭祐:1, 七戸 俊明:1, 平野 聡:1
1:北海道大学消化器外科Ⅱ

背景:当科では肝動脈浸潤が疑われる肝門部領域癌に対して,肝動脈合併切除,血行再建に動門脈吻合(APS)または顕微鏡下動脈再建(MV)を用いてきた.目的:,肝動脈合併切除・血行再建の手術成績を検討し,APSがMVの代替手技となり得るのか検討する.対象と方法: 肝動脈合併切除・再建を行った肝門部領域癌39例.APS:18例(以下APS群),MV:21例(以下MV群).術後合併症・生存率を検討した.MorbidityはClavien-Dindo分類≧3a以上とした.結果:全症例のmorbidity/ mortalityは64%/2.5%.APS群とMV群のmorbidityはそれぞれ78%/53%で有意な差を認めなかったが(p=0.74),術後肝膿瘍はAPS群が有意高値 (p=0.01). 全39例の累積生存率は3年:37%,5年:15%であった.APS群とMV群の累積生存率は3年21/53%,5年11/18%で有意差をみとめなかった (p=0.15).結語:肝門部領域癌に対する肝動脈合併切除・血行再建の施行は妥当であるが,血行再建方法はMVを用いるべきであると考えられた.
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版