演題

OP-280-1

広範囲胆管癌に対する肝葉切除+膵頭十二指腸切除術の適応と限界

[演者] 三宅 謙太郎:1
[著者] 松山 隆生:1, 大田 洋平:1, 本間 祐樹:1, 森 隆太郎:1, 熊本 宜文:1, 武田 和永:1, 遠藤 格:1
1:横浜市立大学消化器・腫瘍外科

【背景・目的】Major-HPDは4領域以上の広範囲胆管癌に有用だが,侵襲が大きく適応は慎重にすべきである.Major-HPDの妥当性を考察する.【対象・方法】対象は1992年4月から2014年3月の4領域以上の広範囲胆管癌切除30例.Major-HPD5例とnon-HPD25例の2群間の周術期因子,生存期間を比較検討した.【結果】年齢,性別,手術時間,出血量に差はなかった.CD分類GradeⅢa以上の合併症はHPD群5例,non-HPD群12例(p=0.052).在院死亡はHPD群1例,non-HPD群3例.non-HPD群の水平断端陽性例は12例(48%),剥離断端陽性例は5例(20%).局所再発はnon-HPD群のみ5例認めた.MSTはHPD群36.8ヵ月,non-HPD群27.1ヵ月(p=0.914).non-HPD群の水平断端陰性12例のMSTは37.8ヵ月,肝側断端陽性4例のMSTは36.3ヵ月と十二指腸断端陰性例は比較的予後が良好であった.【結語】Major-HPDは治癒切除に有用だが合併症発生率が高く,最低限十二指腸側と剥離断端の確保に留意した縮小手術も選択肢の一つとなりうる.
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