演題

OP-279-5

肝切除術後SSI発症リスク因子解析とその予防対策

[演者] 高屋敷 吏:1
[著者] 清水 宏明:1, 大塚 将之:1, 加藤 厚:1, 吉富 秀幸:1, 古川 勝規:1, 高野 重紹:1, 久保木 知:1, 岡村 大樹:1, 鈴木 大亮:1, 酒井 望:1, 賀川 真吾:1, 宮崎 勝:1
1:千葉大学臓器制御外科

2010年から2014年までに当教室で経験した肝切除術症例430例を対象として肝切除術後SSI発症リスク因子解析を行い,肝切除症例感染予防対策を検討した.SSI発症症例は66例(15.3%)であった.SSIは術後7.6±4.6日に診断され,最も頻度が高かったのは表層切開創SSIであった.SSI原因菌としてはEnterococcus faecalisが最も多く同定された.単変量解析にて肝外胆管切除併施、手術時間、出血量、多変量解析では肝外胆管切除併施が独立したリスク因子であった. 肝切除術後のSSI発症リスクとして肝外胆管切除併施が最も重要である.肝外胆管切除を伴う肝切除症例に対しては術中汚染防御などの一般的な消化器外科手術感染対策に加えて,適切な胆道ドレナージによる術前からの胆道感染制御および術前胆汁培養からみた感受性のある抗菌薬の治療的投与などの更なる積極的な感染対策が必要である.
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