演題

OP-279-1

肝細胞癌切除例におけるIV型collagen 7S domainと術後難治性腹水

[演者] 清水 明:1
[著者] 小林 聡:1, 横山 隆秀:1, 本山 博章:1, 酒井 宏司:1, 古澤 徳彦:1, 荒居 琢磨:1, 北川 敬之:1, 代田 智樹:1, 宮川 眞一:1
1:信州大学消化器外科

【背景】肝細胞癌(HCC)は時に術後難治性腹水(POA)管理に難渋する場合がある.当科では幕内基準に準拠しているが,2008年にPOAを発症し肝不全により失った1例を経験した.2009年以降, Type IV collagen 7S domain(7SD)をルーチンに測定し,切除適応ならびに術式決定の参考にしている.【対象と方法】1.7SD測定を行った2009年〜2014年の肝切除例204例において,各種肝予備能評価項目とPOAとの相関を検討した.2.全期間におけるICGR15 20%以上30%未満の初回肝切除症例162例において,POA発生頻度を年代別に検討した.【結果】1.POAは5例(2.5%). 7SDのROC曲線cut off値は7.4(感度80%,特異度 84%),ROC曲線AUCは0.823であり,7SDが最も高値であった.2.1990年〜2008年では133例中22例(16.5%),2009年以降では29例中2例(6.9%)であり,有意差はないが後者で低率な傾向(P=0.153).【結語】7SD値はPOAの予測因子である可能性が示唆された.
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