演題

OP-276-7

腹腔鏡の視野特異性に基づいた完全腹腔鏡下肝切除手技

[演者] 小木曾 聡:1
[著者] 野見 武男:2, 新木 健一郎:3, 瀬尾 智:1, 田浦 康二朗:1, 安近 健太郎:1, 波多野 悦朗:1, 上本 伸二:1, Brice GAYET:4
1:京都大学肝胆膵・移植外科, 2:奈良県立医科大学消化器・総合外科, 3:群馬大学病態総合外科, 4:Institut Mutualiste Montsouris

【背景】腹腔鏡を高難度肝切除へ導入するにあたり、開腹手術と異なるコンセプトが必要。【目的】開腹と腹腔鏡の視野の違いを整理し、合理的な腹腔鏡下肝切除手技を検討。【方法】Institut Mutualiste Montsourisおよび京都大学に保存された腹腔鏡/開腹肝切除の手術動画をレビューした。【結果】開腹肝切除では腹側から背側方向への視野となるが、腹腔鏡下肝切除では尾側から頭側方向への視野であり、肝下部IVCやアランチウス管などの肝背側構造物に対して良好な視野が得られ、尾側から頭側方向へと進められる肝実質切離の際のメルクマールとなった。腹腔鏡下右葉切除では授動に先行して肝離断が行われた。腹側・頭側からの腹腔鏡視野を補うため、腹腔鏡エコーや必要に応じて経横隔膜的アプローチが使用された。【考察】腹腔鏡手術は尾側・背側の視野に優れ、頭側・腹側の視野に劣っており、この腹腔鏡の視野特異性を考慮した手術コンセプトが重要である。
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