演題

OP-276-5

血清サイトカイン値からみた腹腔鏡下肝切除の有用性

[演者] 坂本 和彦:1
[著者] 爲佐 卓夫:1, 松隈 聰:1, 松井 洋人:1, 新藤 芳太郎:1, 徳光 幸生:1, 飯田 通久:1, 徳久 善弘:1, 鈴木 伸明:1, 上野 富雄:1, 硲 彰一:1, 岡 正朗:2
1:山口大学消化器・腫瘍外科, 2:山口大学

生体への侵襲性について腹腔鏡肝切除(LH)と開腹肝切除(OH)とを血清サイトカイン値を用いて比較検討した。対象・方法対象は2003年から2013年までの肝切除症例242例。血清IL-6、IL-10値(pg/ml)(術直後(POD0)、術後1日目(POD1)、3日目(POD3))を比較した(値は平均値)。結果242例中LHは63例(26.0%)。術式は部分・亜区域切除はLH:30例、OH:85例、区域切除はLH:14例、OH:29例、葉切除はLH:19例、OH:65例。出血量(LH:299g、OH:566g)はLHが有意に少なく、手術時間(LH:402分、OH:337分)はLHが有意に延長していた。血清IL-6、IL-10値はLHの方が有意に低値であった(IL6;LH vs OH POD0:423 vs 656、POD1:299 vs 709、POD3:133 vs 387)(IL10;LH vs OH POD0:5.9 vs 21.4、POD1:5.1 vs 8.7、POD3:2.9 vs 6.4)。結語LHはOHに比べ手術時間は長いが、出血量、血清サイトカイン値は有意に低値であり手術侵襲を低減させる。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版