演題

OP-276-4

腹腔鏡下肝切除術における肋間ポートの功罪

[演者] 井上 善博:1
[著者] 駕田 修史:1, 富岡 淳:1, 清水 徹之介:1, 朝隈 光弘:1, 廣川 文鋭:1, 林 道廣:1, 内山 和久:1
1:大阪医科大学一般・消化器外科

【諸言】教室では現在までに199例の腹腔鏡下肝切除を経験しており、現在では様々な肝切除術を腹腔鏡下に施行している。今回、右葉系腫瘍に対して行っている完全腹腔鏡下肝部分切除術の際に用いている肋間ポートに関して手術手技を供覧する。【手技】左半側臥位で手術を開始する。肝臓を授動し、良好な視野を確保する。肝切離に先立ち、第8, 9肋間後腋窩線上にバルーン付きポートを挿入する。肝実質離断は着脱式腸鉗子を用いたPringle手技下に、CUSAおよびThunderbeatを用いて離断を行う。【結果】12例の右葉系肝腫瘍に対して肋間ポートを用いた完全腹腔鏡下肝切除を施行した。平均手術時間 246分、平均出血量 100gであった。径12mmのバルーン付きポートを用いた症例では2例ともに気胸および術後ドレナージの必要な胸水の貯留を認めた。【結語】肋間ポートを慎重に使用することにより、良好な術視野を確保でき、切離面でのデバイスの使用が容易となると考える。
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