演題

OP-275-7

完全腹腔鏡下肝切除術においては肝予備能評価による肝切除適応が再検討される余地がある—Child-Pugh C・ICG15分値40%超肝細胞癌患者に対する完全腹腔鏡下肝切除術の適応—

[演者] 伊勢谷 昌志:1
[著者] 守瀬 善一:1, 荒川 敏:1, 川瀬 仁:1, 永田 英俊:1, 川辺 則彦:1, 冨重 博一:1
1:藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院外科

ICG15分値40%超患者に対してもPS0-1症例には腫瘍条件により完全腹腔鏡下肝切除(Lap-H)を適応している。Lap-H 90例中、慢性肝障害併存HCC54例であり、ICG15分値40%超11例あった。内、2例はICG排泄障害例であり、残9例は、腫瘍個数1-2個、径1.3-4.1cm、Bare area以外の肝表面近くに存在する腫瘍に対する部分切除を施行し、手術時間112-494(230)分、出血少量-3270(65)ml、在院日数11-21(17)日、HALS移行1例、合併症1例、中軽度肝障害例との間で周術期経過諸因子に有意差を認めなかった。上記9例中Child-Pugh scoreではBが7例(1例は治療後C10点からB8点に改善)、C10点2例であった。Child-Pugh scoreは患者PSによる適応選択とよく相関し、Child-Pugh 10点Cまでの症例において肝表面近くの腫瘍に対する部分切除はLap-Hで比較的安全に施行できていた。Lap-Hにおいては肝予備能評価による肝切除適応が再検討される余地があると考えられた。
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