演題

OP-274-8

主肝静脈に対する尾背側からのapproach

[演者] 本田 五郎:1
[著者] 倉田 昌直:1, 小林 信:1, 坂元 克考:1, 本庄 真彦:1, 高橋 慶一:1
1:東京都立駒込病院外科

腹腔鏡下肝切除では腹腔鏡による尾側からの術野を活用した主肝静脈への尾背側からのapproachが有用である。右肝静脈は前・後区域Glisson茎の間、中肝静脈は前区域Glisson茎の患者左側の比較的浅い部位を走行しており、肝門板直上の肝実質を割ることによって比較的太い部位を早期に露出できる。肝部下大静脈は平均6cmと意外に短いため、後区域切除や右葉切除では肝門でのGlisson茎離断に続いて尾状葉を離断することにより最も重要なlandmarkである右肝静脈や中肝静脈を下大静脈に近い部位で先行露出することができる。左葉切除ではArantius管の肝静脈接続部を確認し、周囲肝実質をCUSAで除去することで左中肝静脈共通幹から中肝静脈の背側面を露出できる。この様な腹腔鏡手術特有のapproachによる様々な手技の経験により、肝臓内主要脈管の立体的な位置関係の理解が進み、これらの手技の一部は開腹手術にも応用できる。
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