演題

OP-274-6

腹腔鏡下肝切除における肝前・後上区域へのアプローチの工夫

[演者] 新木 健一郎:1
[著者] 石井 範洋:1, 塚越 真梨子:1, 渡辺 亮:1, 久保 憲生:1, 齊藤 文良:1, 桑野 博行:1
1:群馬大学病態総合外科

【目的】近年、腹腔鏡下肝切除では肝前・後上区域(とくにS4b、S7、S8)へも適用拡大が行われているが切除の難易度が高い。当科ではフランスIMMでの留学経験をもとにこの領域へのアプローチの工夫を行ってきた。【方法】前・後上区域の切除では左半側臥位とした。右肋間・経胸腔ポートを2本置くことで、この領域への視野と鉗子アプローチを確保した。術前に3次元シュミレーションを行い、腫瘍とその近傍の脈管を確認しつつポート位置を決定した。【結果】2014年8月までに当科で行った腹腔鏡下肝切除28症例のうち、前・後上区域切除は5例(S4b:1例、S7:2例、S8:2例)であった。このアプローチ法により前・後上区域の視野が良好となり、右肝静脈の根部も良好に確認でき、開腹に準じた視野で切除手技が可能であった。【結語】肝前・後上区域に対するアプローチの工夫はこの領域への適応拡大に有用と考えられた。
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