演題

OP-274-2

Arantius管をlandmarkとする背側アプローチによる腹腔鏡下肝左葉切除術

[演者] 坂元 克考:1
[著者] 本田 五郎:1, 倉田 昌直:1, 小林 信:1, 本庄 真彦:1
1:がん・感染症センター都立駒込病院外科

【はじめに】当科における腹腔鏡下肝左葉切除術の標準手技を概説する。【手技】肝左葉を脱転後にArantius管の肝静脈付着部側で肝実質を除去して中肝静脈を露出させ、ここから中肝静脈とArantius管との間を左グリソン茎背側面まで切開する。肝門正面側から左グリソン茎と肝実質の間を剥離し、背側の既切離部に抜けてArantius管より末梢側で臍部をstaplerで切離する。肝表のdemarcation lineと既に露出されている中肝静脈をlandmarkとして肝左葉を持ち上げて横隔膜側に向かって実質の離断を進め、最後に左肝静脈を切離する。【結果】7例の平均手術時間は331分、出血量は181gで合併症はなかった。【結語】左葉切除の重要なlandmarkであるArantius管と中肝静脈は肝門付近でも比較的近接しており、腹腔鏡による尾背側からの拡大視野を活用して標準化した本背側アプローチは合理的かつ有用である。
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