演題

OP-273-4

腹腔鏡下肝亜区域切除への技術展開とそこからもたらされたもの

[演者] 高西 喜重郎:1
[著者] 森田 泰弘:1
1:東京都立多摩総合医療センター外科

【背景】腹腔鏡下肝亜区域切除のための工夫と成果につき報告する。【手術手技】肝亜区域肝切除を可能とするためには、グリソン枝根部へのアプローチと処理、demarcation lineの確認による切除領域の把握が必須である。右葉亜区域枝は肝門から区域グリソン枝を確保し、肝内への亜区域グリソン枝へと追求し尾側ならびに頭側亜区域枝の確保が鞘外到達法により可能である。頭側亜区域分枝が肝門から遠い場合には肝裏面に当てたエコーにより解剖学的領域境界と切離方向を常に観察し肝切離を進め、直接亜区域グリソン根部へ到達する。肝実質切離には、拡大視によりグリソン末梢分枝が存在しない真の解剖学的境界を認識する必要がある。【結語】亜区域グリソン枝へのアプローチの工夫と拡大視による解剖学的境界面の認識と切離により、腹腔鏡下でも尾状葉単独切除以外の完全腹腔鏡下肝亜区域切除が可能となった。
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