演題

OP-272-7

移植膵血栓形成予測におけるContrast Enhanced Ultrasonography (CEUS)の有用性

[演者] 會田 直弘:1
[著者] 剣持 敬:1, 伊藤 泰平:1, 大野 慎一郎:1, 西川 徹:2, 日下 守:3, 星長 清隆:3, 松原 久裕:4
1:藤田保健衛生大学臓器移植科, 2:藤田保健衛生大学 肝胆膵内科, 3:藤田保健衛生大学 腎泌尿器外科, 4:千葉大学先端応用外科

【目的】膵臓移植後の静脈血栓形成予測に対するCEUSの有用性を検討した.【方法】2013年5月~2014年6月に行われた膵臓移植11例に移植直後,術後1,3,5,7,14,21,28日目にCEUSを施行した.移植膵実質,脾静脈内にROIを設定しtime intensity curveを作成,Time to peakを測定した.実質と脾静脈の差をΔTime to peakとした.【結果】11例全例で即インスリン離脱した.ΔTime to peakは,術直後は8.07±4.12s(Mean±SD)であったが,術後7日目に1.20±0.75sと低下した.術後7日目のΔTime to peakが1.5s未満群(n=9),1.5s以上群(n=2)の2群比較では,1.5s未満群は以後の血栓形成はなかったが,1.5s以上群のうち1例が消化管出血に伴いヘパリン中止後,血栓形成しグラフト摘出となった.【結語】膵臓移植後のCEUSは静脈血栓症のスクリーニングに有用で,術後7日目のΔTime to peak高値例は血栓症発症の危険因子となる可能性があり,抗凝固療法の継続などの必要性が示唆される.
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